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ガン予防に役立つあしたば

発ガン現象は一丁ご一段階からなり、まず、正常細胞を潜在性細胞に変化させる初発段階(イニシエーション)かおり、この時に働く物質をイニシエーターといいます。

この段階でイニシエーターが遺伝子のDNAに傷をつけます。

つぎに細胞をガンにまで発展させる促進段階(プロモーション)があり、この時に働く物質をプロモーターといいます。

プロモーターは細胞膜またぱ細胞内のタンパク質に作用し、細胞をガン化の方向に誘導し発ガンさせます。

さらに増殖、転移を起こさせやすくする段階(プログレッション)があります。
地球上のほとんどの生物はすでになんらかのイニシエーターによって、ガンになる印づけをされているといわれています。

しかしながら、この状態では、ガンにはなりません。プロモーターが働かないと発ガンしないからです。

明治薬科大学の奥山徹先生らの研究により、試験管内実験において、あしたばに含まれるカルコンとクマリン類に、この発ガンプロモーターの働きを抑える作用のあることが認められています。

さらに、この作用が生体内でも発揮されるかどうか調べるためにマウス(実験用小型ネズミ)を使った実験で、肺ガンと皮膚ガンに対する作用が調べられました。

肺ガンについてはマウスにあらかじめ発ガンを起こす物質とそれを促す物質(プロモーター)を飲ませ、それを二群に分け、一群にだけあしたばのカルコンとクマリンを飲ませたところあしたばの成分を飲んだ群でガンの発生がかなり抑えられたという結果が得られています。

また、皮膚ガンについては、背中に発ガンを起こす物質と、それを促す物質をぬったマウスを二群に分け、その一方にあしたばのカルコンをねって違いをみたところ、カルコンをぬった群でガンの発生がかなり抑えられたという結果が出ています。

弘前大学の吉田豊先生によると、ラットを使った実験で、食物繊維が大腸ガンの予防に有効であることが報告されています。

また疫学的調査では1950年代に一日平均23g摂取していた食物繊維の量が現在では16gとなり、食物繊維食の低下にともない、大腸ガンの発症率が高くなっていることや、さらに大腸ガン患者において一日の食物繊維の摂取量が健常者に比べ約5g低いことも報告されています。

このように大腸ガンと食物繊維の摂取には密接な関係があることがわかります。
なお、大腸ガンの発ガンプロモーターに関係が深い因子として、高脂肪、高タンパク食と低食物繊維食が重要視されています。

まさに現代の食生活ぱこれに当たります。

私たちは常に大腸ガンの危険にさらされているわけです。

わが国の大腸ガンによる死亡率は、年々増加の傾向にあり、1960年から現在までの30年間で2倍強となっています。

減りつつある胃ガンと比較すると、21世紀初めにはその数が逆転することも予想されます。

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